教育

分析→仮説→検証→原理

皆さん、科学してますか?

突然何を言う、と驚くかもしれませんが、
実は「科学的手法」(Scientific Method)というのは
一定のプロセスを踏むとそれは科学になるのです。
その手順とは、題名にある通りの

【分析→仮説→検証→原理】

です。
分析のところは、観察でもOKです。

さて、今回小川はセンター試験の英語(筆記)の
解答番号を分析しました。
分析の結果「②が一番正答率が高い」と結論づけました。

(動画はこちら)

この分析結果を元に、

「2020年度の英語(筆記)も②が一番正答率が高い」

という仮説を立てました。

仮説を立てたのならば、検証しなければ意味がありません。

ということで、検証しました。

2020年度の結果は

①が13
②が16
③が11
④が13
⑤が1
⑥が0

でした。
54個中16個が②。
計算すると、②が正解である確率は
29.6%
でした。

直近5年の分析結果が273個中83個で、
30.4%が②で正解になりましたので、
これとかなり近い結果になりました。

ということで、検証終了。
原理原則として導かれたものは

「センター試験の英語筆記は②が一番正答率が高い」

という仮説が正しい、となりました。

とはいえ、一番悲しいのはセンター試験は今年で終わりで、
来年からは「共通テスト」に変わり、
問題形式や傾向も変わるので、この原則は
通じない可能性が高いのです…。

今の受験生、浪人は、やめたほうが良さそうですよ。

センター試験1日目を終えた受験生へ前のページ

医者の不養生になっていませんか?次のページ

関連記事

  1. 教育

    勉強をする意味って??

    「なんで勉強なんてしなきゃいけないの?」「勉強する意味って、…

  2. 教育

    同じ授業同じ教材なのに合否が分かれる理由は?

    ☆一を聞いて十を知る子どもの育て方 コラボ講座 ~抽象具体の捉え方~☆…

  3. 教育

    京都大学の入試に対するスタンス

    文科省が進める大学入試改革。先日最後のセンター試験が実施され、来年か…

  4. 教育

    英語の前に、日本語やろ

    今日(日付が変わってしまったので昨日ですが)も丹波市の塾で英語を教え…

  5. 教育

    日々の積み重ね 〜習慣化のコツ〜

    日々の積み重ねって、とても大事です。…そんなこと言われなくて…

  6. 教育

    なぜ東大出身者は教師にならないのか その1

    こんな記事を見かけました。「東大まで行った人は教師にならない。中…

  1. 教育

    サブスクリプションと大学受験
  2. 教育

    センター試験直前のジレンマ
  3. 徒然日記

    一番大切なことは何か?
  4. 教育

    失敗が怖いなら「失敗」という概念をなくせばいい
  5. 教育

    自己矛盾をはらむ会社
PAGE TOP