教育

褒めるとき、行動や結果を褒めていませんか?

親なら子供を、先生なら生徒を
「褒める」という行動をよくしますよね。
(めったにしないのなら、たくさんしてください!!)

褒められれば、大人だって嬉しいものですよね。
褒められるために頑張る、ということもあるくらいです。

ただし、褒めるときに注意しなければならないことがあります。
それは、行動や結果ばかりを褒めていては、
褒められる側にとっては悪影響になることがある
ということです。

どういうことでしょうか?
端的に言うと、行動や結果を褒めると、
その行動をしなかったり結果を出さないと
褒められるに値しないと思ってしまう、
ということです。

例えば、
結果を褒める例として
「今回の英語のテストで90点取ったなんて、えらいね!」
と褒めるとします。
これはもちろん素晴らしいことですし褒められるべきことですが、
褒められた側としては嬉しい反面、
「次も90点以上を取らないと、褒めてもらえない」
と受け取ってしまいます。
もっと言うと、90点以上取らないと自分には価値がない、
と感じてしまうこともあります。

じゃあ行動を褒めればいいのか。
行動を褒める例として
「いつも勉強しててえらいね」
と褒めるとします。
今度はテストで90点という結果ではなく
勉強しているという過程を褒めているので、
問題ないように思います。
親や先生として過程をちゃんと見るということは
非常に重要です。
でも、この行動を褒めるだけでもいけないのです。
これも子どもにとっては
「勉強したら褒められるけど、勉強しないと褒めてもらえない」
と受け取ってしまいます。
「勉強していない自分は褒められる価値がない」
と感じることにつながってしまいます。

では、どうすればいいのか?
行動はDo、結果はHaveとすると、
Beで褒めるのが重要です。
Beとは、「存在」のこと。
「存在」を認めること、
「存在」を褒めることが重要です。

「あなたが生まれてくれてありがとう」
「あなたがここにいてくれて本当に嬉しい」

こういうメッセージを伝える必要があります。
この場合、子どもたちにとってはまさに
自分の存在を丸ごと認められたので、
とても嬉しいですし安心感があります。

「ビリギャル」著者の坪田先生は、
これを(物騒ではありますが)殺人を犯した
子どもを例にして説明しています。

我が子が人を殺して、その子に対して激怒したとしても、
数年後には刑務所に差し入れを持っていたり
子どものことを心配して考える親が多い、と述べています。

——–引用ここから——–
つまり、Doing(行為)としては最悪の「人を殺した」のであり、
Having(属性)としても「犯罪者」という最悪の事態になったわけなんですが、
結局、ほとんどの親って、「Being」で我が子を評価しているから、そうなるわけなんです。
——–引用ここまで——–
※「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」(坪田信貴・著)308〜309ページより

親はみんな、子どもを存在ごと愛しています。
つまりBeで褒めて認めています。

でも普段の生活では、どうしても
行動(Do)や結果(Have)で褒めてしまう。
行動(Do)や結果(Have)を褒めるという
表現しかしていません。

もっと、Beを褒める、認める親や先生が増えるといいな、
と心から思います。
そうすれば、テストの結果に一喜一憂することなく、
安心して学校生活を送ることができます。

ただ、今までDoやHaveで褒めてきたのを
突然Beで褒めると、子どもに「気持ち悪い」と
思われてしまいます(笑)

普段どおりしながらも、少しずつBeで褒めるということを
日常生活に取り入れていきましょう。

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