教育

自分を客観的に観察できると、人生うまくいく

予備校講師として
そして家庭教師として
生徒を担当していると、
ある一定の傾向が見られます。
それは

「自分で自分のことをつかんでいる生徒は伸びやすい」

ということです。
(これはコーチングのクライアントさんでも
 同じことが言えます)

どういうことかというと、

自分が今どんな状態なのかをつかんでいる、
いわば「メタ認知」ができている、

ということです。
自分がどんな状態かを客観的に見ることができれば、
次に何をすべきかは自然と見えてきます。

自分の状態を主観的にしか見られない人は、
トンチンカンな判断をして
トンチンカンな行動をします。

「私、英語が苦手なんです」
という生徒は、主観的になっていることが多いです。
「私、英単語を覚えるのは得意なんですが文法は苦手なんです。
理屈とかよくわかりません」
と言える生徒は、客観的に自分を観察できています。

この生徒はが次にすべきことは、

①文法も単語同様に暗記としてやり抜く
②理屈を優しく楽しく丁寧に教えてくれるように先生にお願いするorそういう先生を探す

のどちらかです。(他にもあるかもしれません)
でも、
「英語が苦手なんです」
は英語の何が苦手なのか、実際本人も
分かっていないケースが多いです。

また、実際に問題を解かせても、
間違った問題だけにフォーカスして
「ほら、私できないでしょ」
と言わんばかりにできないことを
ことさらに強調します(笑)

感情は湧いてくるものなので、
それはそれで受け止めて、
判断を下すときには感情を一旦脇に置いといて、
客観的な視点で判断します。

僕は、コーチングによってより自分の
メタ認知能力が上がったと実感しています。
徹底的に自分の観察をするからです。
そうすると生徒やコーチングのクライアントさんの
状態を客観的に見ることができますし、
生徒やクライアントさんが自分のことを
客観的に観察するよう促すことができます。

一つのキーポイントは、
「自分を客観的に見る」
ことです。

じゃあ、どうやったらメタ認知能力を
上げることができるのか?
これには、自分のしていることを
自分で実況中継するのが効果的です。

これについては明日のブログで書きますね!

なぜ東大出身者は教師にならないのか その2前のページ

自分を客観的に見る方法次のページ

関連記事

  1. 教育

    思い込みではなく、事実ベースでみる

    「先生、私英語全然できないんです…」生徒がよくこう言いながら…

  2. 教育

    ランキング、8位になりました!

    先日もお伝えしたとおり、9月は天狼院書店という本屋さんが主催するライ…

  3. 教育

    納得が必要な場合と不要な場合がある

    「先生、これが答えなんて、納得できません」このセリフ、今まで…

  4. 教育

    サブスクリプションと大学受験

    教育に関するニュースをいろいろと見ていたら、こんな記事を見つけました…

  5. 教育

    過剰一般化は自分を苦しめる

    「わたしなんて、全然ダメです」聞いていて、悲しくなる言葉です…

  6. 教育

    文字なら1時間、直接なら10分

    英作文の添削をしていました。…ええ、オンライン上で。本当に便利な世の…

  1. 教育

    無理かどうか、僕には判断できない
  2. 教育

    自分のことは自分が一番よくわかる、は本当か
  3. 教育

    記憶法 〜感情を乗せる〜
  4. 徒然日記

    散歩をして、たどり着いたのは
  5. 教育

    自分のできることを全力でする
PAGE TOP