教育

ビリギャルからのバトン

白状します。正直に言います。
こんなに、愛と希望に満ちた本だったとは。
ビリギャルに、これほどのエピソードがあったとは。

「キラッキラの君になるために ~ビリギャル真実の物語~」
著:小林さやか (マガジンハウス)

僕はいわゆる「ビリギャル」が大好きです。
※正式名称↓
「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」
著:坪田信貴 (KADOKAWA)

まだ読んでない方はぜひ、このビリギャル読んでみてください。
累計発行部数120万部を突破したこの本は、
有村架純さん主演の映画にもなっています。

この本は、坪田さんが書かれた本なので、
基本的には坪田さん視点です。
この話もとても面白いですし、感動します。

僕は、昨年5月に初めて「ビリギャル」ご本人(小林さやかさん)に
お会いする機会がありました。

お会いして、本にサインももらいました♪

この本、買ってから実はちゃんと読んでいませんでした。
いろいろと後回しになってしまっていました。
昨日、しっかり時間を取って、一気に読みました。

一言で言うと、ビリギャルの小林さやかさんの
感謝と愛と願いが込められた1冊だと思いました。

この本は完全にさやかさん視点なので、
あのビリギャルの裏話的エピソードもたくさん書かれていますし、
慶應大学に合格した後の話もたくさんあります。

大学合格が人生のゴールではありません。
だから、慶應大学に合格したあと、どのような人生を
送ってきたのか、気になるところでした。

ウェディングプランナーを経て、
現在は大学院で教育学を学んでいることは
講演会で聞いていました。

でも、YouTubeのビリギャルチャンネルの動画でも
おっしゃっていますが、講演会ではなかなか伝えきれない
ことをこの本に込めた、とのことです。

まさにそのとおりで、
さやかさんの飾らない言葉、
ストレートな言葉で、
ご両親や坪田先生、友達、元旦那さんなどへの感謝、
これからの子供たちへの愛、
後輩たちへの希望を託した本だと感じました。

この本のメッセージを簡単にまとめると、こんな感じかなと
僕は思います。

◯死ぬ気で頑張った経験が絶対に活きてくる
◯自分の意思で決めることが大事
◯人との出会いで人間は変わる
◯幸せな子供を増やしたい
◯自分の人生を、どうか諦めないで

細かいところは実際に買って読んでいただきたいですが、
僕の素直な感想を書きたいと思います。

さやかさんはとにかく、人に恵まれていたんだなと感じました。
まずは、ああちゃん(お母さん)。
どんなに学校の先生からひどい言葉を受けようとも、
ああちゃんはさやかさんのことを100%信じて、
どんなに素晴らしい子だと思っているかを
周りの人(学校の先生含め)に説得し、
その姿がさやかさんの考え方を変えました。

そして、坪田先生。
坪田先生との出会いで、さやかさんは一生忘れられないほどの
ワクワクを感じ、そこから勉強が楽しくなっていった、
と言います。
そしていろんな話をしてくれることで、さやかさんは
どんどん勉強していきます。
時には厳しい言葉をかけつつも、坪田先生もさやかさんの
ことをああちゃんと同じくらい信じていました。

人は、どれほど周りからひどい扱いを受けても、
自分のことを愛して信じてくれる人がいるだけで、
これほどまでに頑張れるものなんだ、ということを
教えてくれたように思います。

さやかさんは本の最後に、
自分と同じように信じてくれる大人が周りにいない
子供もたくさんいることを知り、
全てに共感できるわけではない、と
正直に書いています。

それでも、自分の体験をもとに、
ああちゃんや坪田先生のような大人とぜひ出会ってほしい、
そして大人の人はぜひこの二人のようにワクワクした大人に
なってほしい、そのことが子供をワクワクキラキラした
存在にさせるから、
と切なる願いを綴っています。

「どうか、私の人生マジ最高! と言える人生にしてください」
(著書p270からの引用)

僕が本気で教育に取り組もうと思い、
こんな世界にしていきたいという世界観と、
本当に同じです。

子供が将来に希望を持てる社会にしていきたい。
そのためにも、まずは大人が自分の人生を楽しんだほうがいい。

こういう思いで、日々小川教育研究所の活動をしています。
さやかさんの思いと、全く同じだと思っています。
だから、このビリギャルの一連のものに深く共感しているのだと思います。

僕も、願っています。
一人ひとりの大人が、まずは幸せな人生を送ってほしい。
その幸せが、子供たちにも伝わってほしい。

このために、僕は活動を続けていきます。
さやかさんが、次の世代にバトンをつなぎたい、
という想いと同じように。

※本のタイトルは
「キラッキラの君になるために ~ビリギャル真実の物語~」
ですが、さやかさん本人としては

「ビリギャルからのバトン」

にしたかった、と言っています☆
そしてこの本の表紙も気に入ってない、とハッキリ言っているので、
なぜかカバーを外して読むのが流行っているようです(笑)

購入したみなさん、カバーを外して読みましょう(笑)

 

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